チャンス到来!難病を発症!?生死をわけた3日間。~3日目~
運命の3日目。
今日熱が下がらなければ、覚悟してくださいと言われた3日目。
下がりました…。
前日まで39度あった熱は37度後半に。
意識を取り戻し少しずつ状況を理解する。
お医者さんが病室にきて、良かったですね。もう安心ですよなんて言う。
両親は何度も頭を下げて感謝の言葉を述べる。
頭はボーッとするし、身体は思うように動かないけど、そっかー助かってしまったのか。
大チャンスだったんだけどなぁ。
なんでも何万人に1人だかの難病だったらしく、原因は不明らしい。
完治はなく、状態が良くなっても寛解でいつ再発するかはわからないらしい。
お医者さんいわく、真面目で頑張り屋さんがなることが多いとのこと。
確かに、真面目ゆえに仕事は手を抜けず、人間関係も外面は良く、真面目に死にたい、消えたいと考え続けていた。
お医者さんによると、運び込まれた時すでに状態がかなり悪かったため一か八か、通常投与する薬の何倍もの量を身体に投与したらしい。
おかげで副作用が強く、顔はパンパンになるし、そこらじゅう皮膚は紫色になるし、口の中にカビは繁殖するし…
とにかく、助かってからのほうが大変やないかー!
まったく余計なことしてくれたな。
命が助かっただけでよかったなんて家族は言うけど、いやいや、あのまま死なせて欲しかった。
まじで。
最大のチャンスだったのに…。